たなどらの脳みそ

考察・小説を上げてる素人。

『ピーター・パン』2003実写

~感想と個人記録用~

~乱文・語彙力注意~

 

【あらすじ】 ※引用

小説家を夢みる少女ウェンディーは未だに本当の恋も知らない13歳の少女。

周囲の大人たちはそろそろレディになるための教育を始める頃合だと感じていた。

いよいよ明日からのレディ教育を前に、子供として過ごす最後の夜。

彼女の前に不思議な少年ピータ・パンと小さな妖精ティンカー・ベルが。

ピーターはウェンディーが夜ごと弟達に語るお話を聞きに、

何度も彼女達の部屋を訪れていたピーター。

すぐに打ち解けた彼らは、海賊と妖精が住み、永遠に子供でいられる島

"ネバーランド”へ向けて一緒に飛び立つ。

 

【物語要約】

ウェンディーの大人になるという葛藤と成長を描いた物語

 

愛の象徴:ウェンディー

ピーターに恋をし愛という感情に目覚める

ネバーランドで楽しむ中、本当の親を忘れつつあり二度と現実に戻れないと考えた

→成長し大人になるのを受け入れるウェンディー

 それほど家族は大切な存在(家族愛)

 

永遠の少年:ピーターパン 今まで悲しいこと愛を知らない子供心を持つ。

大人になるのは野蛮なことだと考える。

→学校へ行き、働く人生が考えられないでいるから。

ピーターの願いは永遠に子供で楽しく生きていく事。(不完全なただの子供。)

 

 

嫉妬の象徴:ティンカーベル

ピーターと友達でいつもぴったりのティンク。

ピーターを取られるのが嫌でついウェンディーにいたずらしてしまうのは嫉妬の証。

 

怒りの象徴:フック船長 

フック船長はピーターに右腕を斬られた事に怒り、いつか殺す事を誓う。

→悪者の心を持つようになった。

よってピーターが築き上げたネバーランドを壊す事も目的とする。

※斬り落とした腕をピーターはワニに与え、

その味を知ってしまったワニはフック船長の全ての肉体を食いつくそうとしている。

以降フック船長はワニとワニのお腹の中にある時計のカチカチ音

(クロコダイルとクロックダイルをかけてる言葉遊びかな?)がトラウマに。

 

ネバーランド

大人がいなく永遠に子供(心)でいられる場所

物語を話すことで子供心を保たせている

ピーターはこの国の父であることからネバーランドを築いた第一人者

(子供しか住んでいないので父は王様的立ち位置)

※もしくは、実際の親が物語を読み聞かせる様をかけているのかも

 

〖窓〗

現実世界の入口の象徴

親は出ていったウェンディー達がいつでも帰ってこれるように

窓は常に開けられていた。

途中ピーターが締めたのはウェンディーを帰らせず、

ずっとネバーランドへ居させるため。

 

〖感想とメッセージ〗

子供は物語が大好きである。

この作品は沢山のワクワクと、夢を見せてくれて、

見ているこっちも子供に戻るような作品だなと感じた。

本当に汚い心が洗われるような作品でした。

例えば、飛ぶために楽しい事を考えさせたり、

物語が話せるか尋ねたりなど子供心を思い出させる描写。

冒険・愛・仲間・それぞれの物語が相まって、

本当にファンタジーに溢れている。(そして圧倒的映像美)

ピーターパンを通しておとぎ話を知るきっけになるのも、

ネバーランドとかかっていて本当にお洒落だし、良く出来てる。

 

フック船長は孤独のまま年を取ってしまい、楽しい事を考えられなくなってしまった。

そのままでいると人間はいつか堕ちてしまうという教訓も描かれている。

反して、ウェンディーと出逢って愛と悲しみを知ったピーター。

これによりピーター自身も成長し、ネバーランドを築く本当の意味を見つける。

子供は大きくなるからいつでも子供心を取り戻せるネバーランドという場所を

大切にすることで語り継がれる物語がある。

 

大定番ラストのキスで奇跡が起きるのも(やはり物語の最後はキスでなきゃね☆)

愛以上に強いものはないと改めて思う。

 

人間どんな時も、くじけて悲しんでしまうこともあります。

大人になりたくないとつくづく思います。

これは永遠のテーマですよね、ほんと。

だからこそ生きるってものすごい冒険です。

その上で、信じる気持ち・愛を持ち続けることで、

どんな事があってもまたハピネスな心を取り戻す。

そして人は癒されてまた明日を生きようとする。

 

いつでも子供心に戻れる物語・場所があるのは素晴らしいこと。

大人になるのは時に残酷で優しくない世界。

だからこそピーターは心の拠り所になれるネバーランドを造り上げた。

ある意味色んな世界を知っているのかもしれません。

ワクワクした楽しい気持ち、怒ったり悲しい気持ち。

どちらも自分の心です。大切に向き合って、受け止め、

子供心と大人心 うまく付き合ってこの人生を謳歌していきたい。